あなたの短期記憶を鍛えるトレーニング方法
ついさっき覚えていたはずのことを何故か忘れてしまった。ああ、記憶力がよければなと考えたことが人生でどれだけあっただろう。学生時代のテスト前から幾度となく願った記憶力を鍛えるトレーニング方法について。
短期記憶とは何か
そもそも、人間の記憶は大きく長期記憶と短期記憶の2つに分類される。長期記憶は陳述記憶と非陳述記憶に分類され、それぞれはまた以下の図のように意味記憶とエピソード(出来事)記憶、手続き記憶に分類される。
ワーキングメモリとはホワイトボードのようなものをイメージすればよい。少しメモをしてもすぐ消してしまうようなものだ。
短期記憶が能力が高いということ
たとえ、物忘れが激しくなってきたなと思う瞬間はあっても、それがワーキングメモリが弱まっていると考える人は殆どいないからだ。意識する者がいたとしても心理学者や脳科学者の一部だろう。
ワーキングメモリが向上すると、あなたが意識的に記憶に割く脳のキャパシティは必要なくなる。ワーキングメモリの能力が向上するということは、短期記憶の記憶時間(記憶の容量)が増加するということになるため、仕事や勉強に取り組むビジネスマンにとっては願ってもない利点を生むのだ。
短期記憶が向上することはワーキングメモリがスペックが向上することといっても大きく間違いなはない。ワーキングメモリの働きが向上すると、結果として時間あたりの生産性が向上したり、覚えたつもりで覚えられていなかったケアレスミスが減ったり、何度もしていた確認作業がなくなったりするのだ。
では、短期記憶はどのようにして鍛えればよいのだろうか。
トレーニングする方法はあるのだろうか。
短期記憶をトレーニングする3つの方法
この短期記憶(≒ワーキングメモリ)の容量は認知心理学においてはマジカルナンバーと呼ばれる。
実際に、マインドフルネス瞑想を実践すること身体に取ってのストレスである緊張や興奮状態にある私達の身体はリラックス状態である副交感神経優位に移っていくと言われているからだ。
短期記憶の能力の低下はあなたを苛立たせる要因になりうるだろう、そうするとそのストレスはあなたの短期記憶の能力を低下させる要因になるという悪循環に陥ってしまう。意図的なストレスマネジメントはあなたの自律神経を整え、あなた自身を幸せにするということ以外に短期記憶を鍛えるという観点においても重要なのだ。
実際に大阪大学大学院の研究グループによって、ストレスが記憶に与える影響も再現されているという。
参考: https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160208_1
「マインドフルネスは日本人を救うか。」
2.コミュニケーションを取る
1.ストレスを減らす
なぜなら、相手の発した言葉を記憶し理解することで、会話は成立するからである。一般的に言われる「空気を読む能力」とワーキングメモリの働きは大きく関連しており、あなたの短期記憶を刺激し続けるものとしてコミュニケーションを取ることは効果的な手段だと言えるだろう。
3.汗を流す
ハードな運動は、総合的な知的能力向上に効果的であるとともに、ワーキングメモリの容量アップにも明らかに有効なのです。
いかがだろうか
この短期記憶とは普段あまり意識することはない私達の認知機能のうちの一つであったのだ。
何事も自分の意識下におくことで、認識し改善を試みることが出来るということは分かってきた。ワーキングメモリにおいても同様だろう。
日々多くの情報にさらされるビジネスマンにとって、ワーキングメモリを鍛えることに依る認知機能の向上は多くのメリットをもたらし、ここでもストレスマネジメントが重要であることは認識できた。
もしかしたら、あなたはこのトレーニングの効果を実感することは少ないかもしれない。しかし、この積み重ねがあなたをひとつ上のフェーズへ引き上げることになるかもしれないということで、トレーニングする理由は十分であろう。
脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する / トレーシー・アロウェイ
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