自宅でヨガが実践できる、家ヨガの方法とは
心身ともに効果があると言われるヨガ。スタジオに通うことを考慮したことがある人も少なくないだろう。ただし、仕事が終わるのは遅くスタジオに通うのは難しい。今流行りの初心者でも自宅で出来る家ヨガとは。
家ヨガなら自宅でヨガが出来る
仕事で忙しく帰宅する時間が遅くスタジオに通う時間がない、女性が多く通う勇気がない。
まずは自分で基本を学びたい。
そんな忙しいビジネスマンのために安全で効果の高い家ヨガのやり方を解説する。
自宅で実践できる家ヨガ
ヨガの種類は30種類以上にもわたり、目的やポーズも多種多様。
まずは短時間でも効果が感じられるベーシックなポーズと呼吸法で試すことが望ましい。
家ヨガを実践する際のポイントは2つ。
1.自宅環境を整える
散らかっていれば事前に片付ける方が良いだろう。事前の準備から家ヨガは始まっている。
2.自分自身を律する
自分自身と対話を重ねながら、ストイックにヨガを実践する必要がある。
ヨガ初心者でも実践できる家ヨガポーズ5選
テレビや雑誌など集中力を阻害する要因は予め避けておく。ヨガマットがある場合はヨガマットの用意もしておこう。ヨガマットがない場合はバスタオルでも構わない。
まずは実践してみて、自宅にヨガスペースとして何が必要かを見極めればよい。
呼吸をする際にはおへその周り(丹田)に意識を集中し、腹式呼吸を行う。
腹式呼吸ができれば、ゆっくりと目を閉じる。
集中力を高め、気持ちを穏やかにする準備のポーズである。
1.猫のポーズ
背中を丸める猫の動作と背中を反る牛が伸びをする動作を交互に行う。そこから別名「キャット&カウ」ポーズとも言う。
サンスクリット語ではビダーラアーサナやヴィヤガラーサナとも呼ばれ、猫のようにしなやかな背中をイメージすると動きやすいだろう。
効果
背骨や肩甲骨を柔軟にでき、肩や腰周りをリラックスさせ、呼吸に関わる筋肉も緩める効果がある。
デスクワークで身体が重く感じる時やむくみを感じる時にも効果的だ。
ポーズの取り方
手はしっかりと開きペタッと床につき、足のつま先は立てておく。
2.息を吐きながらお腹を見るように背中をまるめていく。
3.息を吸いながら上を見上げ、ゆっくりと腰を反らせる。
4.呼吸に合わせてゆっくりとこの動作を繰り返す。
2.コアラのポーズ
ブジャンガアーサナと呼ばれ、全身が大きく使えるポーズ。
効果
大きく腕を使うため、肩こり解消・二の腕の引き締めにもよい。
ポーズの取り方
2.手で床を押しゆっくりと上体を起こす。(この時肩をすくめず、顎を引く)
3.肘を伸ばし床をおしながら肩甲骨をよせ、大きな呼吸を続ける。
4.ゆっくりと呼吸をはきながら上体を床へおろす。
3.ダウンドッグ
大きな筋肉が使われるポーズ。
効果
特に下半身(かかとやふくらはぎ)の柔軟性を高め疲れにくい身体を作る。
また、上半身と下半身の融合とも言われるポーズで全体のバランスをとり、自律神経の安定にもつながるポーズ。
ポーズの取り方
2.三角形を保ちながら両手と両足でしっかり床を押す。
3.慣れてきたらかかとが床に付き、尾てい骨は天井に向き、手はしっかり開いた状態で行う。
4.三角のポーズ
ダウンドックなど大きく全身を伸ばした後行うとより効果的と言われている。
効果
ウエスト周りを伸ばすのでデトックス効果がある。
ポーズの取り方
2.上半身を真横に倒し、届く場合は足首を手で掴む
3.ウエストを広げ、反対の手を天井に伸ばす。
4.ゆっくりと元に戻し、反対も行う。
5.木のポーズ
意識のコントロールが求められ、集中力の向上につながる。
効果
下半身を引き締め身体への集中力を高めることやリラックス効果の高いポーズ。
ポーズの取り方
※安定しにくければ軸足の足首でもよい。
2.胸の前で合掌し呼吸を行う。
3.反対も同様に行う。
家ヨガを実践する際の注意点
1ポーズにつき3分がよい
短すぎても長すぎてもいけないのだ。初心者は時間を測って取り組むようにしたい。
最初は、少し長く感じるかもしれない。
ちなみに、私達の身体は動作を行30秒キープを続けることで柔軟性が向上すると言われている。目安としては、ゆっくりと吸う呼吸が10秒、ゆっくりと吐く呼吸が10秒の場合、9回呼吸を往復するくらいがちょうどだ。自分自身を律するためにもスマートフォンのタイマー機能を利用するなどして工夫して欲しい。
もし時間がないときはポーズの数を減らす
より効果的に実践するためにも、ポーズの数自体を減らすことで調整するのがよい。
ヨガの実践において重要なものは継続だ。継続するためにも確かに効果が実感できるようにしたい。
自宅で実践する、家ヨガのメリット3選
1.身体へのプラス効果が多い
実際に、家でヨガを実践することのメリットは何なのだろうか。
・血液循環を促す
・肌艶が良くなる
・姿勢が良くなる
・肩こりが改善する
などあげ始めるときりがない。
15分から試せる運動としてメリットと言えるだろう。
2.人目を気にせずに実践できる
ヨガスタジオに行くと人目が気になってしまう人も少なくはないだろう。
自分の気分に合わせたBGMや香りでヨガが実践できる。
瞑想の時間もあるため、自分自身と自己内対話をすることが求められる。
よりマインドフルな状態になるために他者の目線が気になる人には家ヨガで人の目を気にすることなく取り組めることは大きなメリットだ。
3.費用がかからない
継続できると自信がある人や仕事で日中のヨガスタイジオに通うことが出来ない、初期費用がハードルになってヨガを始めることが出来ない人など様々な理由がヨガを始めることを阻害している。そういう人たちにとって家ヨガは救世主となるだろう。
勿論スタジオで実践するほうが効果的にヨガが出来るという人もいるだろう。
継続できると思えばスタジオに通えばいいのだ。
ヨガを始めない理由はない。
しかし、初期コストや時間が合わないことなどが頭によぎり多くの興味を持った人の一歩を断ってきた。
家ヨガはそのような不安を払拭する。初期コストがからないだけでなく、時間にとらわれることなく実践できる。
悩む必要ない。まずはじめて見るとよいのだ。
ヨガはきっとストレス社会に生きるあなたの救世主となるだろう。