あなたのめまいの原因は寝不足かもしれない。

最近めまいに悩んでいるという人はいないだろうか。重大な病の兆候である可能性もあるめまいだが、実は睡眠不足や過労によっても引き起こされることが分かっている。今回は、睡眠不足とめまいの関係について解説していく。


現代人の睡眠不足はよく知られているところだが、睡眠不足は場合によってはめまいのような体調不良を引き起こすことがあるのを知っているだろうか。
重大な病の兆候である可能性もあるめまいだが、一方で睡眠不足や過労によっても引き起こされることが分かっている。今回は、睡眠不足とめまいの関係について解説していく。

めまいの原因と睡眠不足の関係

一口にめまいと言っても、原因によっていくつかの種類に分けることができる。

脳を原因とするもの

めまいを起こした際に、まず気をつけなければいけないのが、疾患を原因として引き起こされている可能性である。特に、脳腫瘍や、脳梗塞など脳を原因としためまいの場合は、激しい頭痛、手足の麻痺、意識障害、呂律が回らないなどの症状を併発するため、すぐに病院で診察を受ける必要がある。

耳を原因とするもの

耳は平衡感覚を司る三半規管があるなど、バランスを保つの役割を果たしているため、耳に何かしらの疾患や不具合があることでめまいを起こすこともある。
もっとも多いのは、内耳の前庭にある耳石が剥がれて三半規管に入りこむっことで生じる「良性発作性頭位めまい症」だが、他にもメニエール病や、耳に炎症が起きることで、難聴と合わせて発症することが多い。

睡眠不足や過労を原因とするもの

睡眠不足の状態では、血圧が下がりやすいため、立ち上がった瞬間に脳への血流が一時的に少なくなり、めまいを引き起こしやすくなる。また、睡眠不足やその他のストレスを原因として、自律神経が乱れることで引き起こされる場合あり、この場合は、ふわふわした浮遊感や、クラクラする感覚を伴っためまいになる。また、睡眠不足など生活の乱れやストレスは、上記の良性発作性頭位めまい症やメニエール病などの間接的な原因ともなるため、健康的な生活を送る必要がある。

睡眠不足等が原因のめまいへの対処法

疾患等を原因とする場合には、医療機関を受診するべきだが、睡眠不足などを元にした、自律神経の乱れなどによって引きおこされるめまいは、受診してもはっきりと原因を特定できない場合もある。

ここでは、このような睡眠不足を原因とするめまいが起きた際の対処法を紹介する。

安静にする

めまいが起きた際には、まずはゆっくりと近くに腰掛けたり、横になるようにしよう。めまいを起こして転倒することで、怪我してしまうこともある。転倒の仕方によっては、脳への外傷を引き起こし、外傷性脳内血腫などに繋がりかねない。二次被害を防ぐために、めまいが良くなるまで安静にするようにしよう。

仮眠をとる

めまいの直接的な原因となっている睡眠不足の状態を少しでも改善するために、仮眠を取ることもオススメする。時間は15〜20分程度を目安にしよう。それ以上眠ると、深い眠りの状態であるノンレム睡眠に入ってしまいかえって目覚めた際に倦怠感や、体を重く感じやすくなる。

日中に仮眠は取りにくいという人は、目を瞑り呼吸を整えるだけでも、自律神経を整えリラックするできるため、試してみることをオススメする。

めまいが起きないようにするには?

めまいが起きた際には、上記のような対処をすべきだが、めまいは身体に不調が起きているサインである。対処療法だけでなく、直接的な原因となる睡眠不足の状態を改善し、自律神経を整えることで、めまいが起きない状態にできることが理想だ。

とにかく睡眠時間の確保

まずは、睡眠不足の状態を改善することが何よりも重要だ。睡眠不足の状態が続くと、めまいに限らず、頭痛や思考力の低下など、身体のパフォーマンス全体に悪影響が出る。生活リズムを整え、十分な睡眠時間をしよう。

そんなに簡単に睡眠時間が伸ばせないという人は、睡眠の質をあげることを意識したい。寝る前のスマホをやめ、眠りやすい寝具を使うなど、寝つきを早くし、疲れが取れるような睡眠環境になるように気を配ろう。また、週末の寝だめもある程度は効果があるため、土日は予定を入れずに、いつもよりも長めに眠ることも意識してみてはどうだろうか。

ビタミンB群をとる

ビタミンB群にはめまいの症状を軽くする効果があり、めまいの治療薬にも使われている。中でも、脳や神経を正常に保つのに必要なビタミンB1や、神経や血液細胞の状態を健康に保つビタミンB12などを意識して摂取するようにしたい。

ビタミンB1を多く含むものとしては豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類など、ビタミンB12を多く含む食品としては、レバー、カキ、さんま、あさりなどが挙げられる。

風呂にゆっくり入る

自律神経を整え、リラックするするために、風呂にゆっくりと入ることもオススメだ。特に、睡眠前に適度な入浴をして、副交感神経優位な状態を作ることで、睡眠の質を高めることができる。

まとめ

いかがだっただろうか。少しくらいの睡眠不足なら大丈夫という人もいるかもしれないが、めまいなどを伴う場合には、体が悲鳴を上げているサインかもしれない。

めまいは重大な疾患を原因とする場合もあるため、まずは病院の診察を受けることが重要だが、慢性的な睡眠不足状態で、めまいを伴うという人は、生活リズムを見直し睡眠状態を改善することを意識するのが重要になりそうだ。