心の健康のためのジム?オンラインカウンセリングとは

オンラインカウンセリング近年日本でも流行しつつあるという。カウンセリングという言葉の悪いイメージが日本では浸透してしまっているため日本では流行らないと言われていたのだ。このオンラインカウンセリング日々ストレスと向かい合わせで生きるあたにこそと届いてほしい。


世界的にうつ病などの精神疾患に対する対策の必要性は叫ばれている。その声は年々高まるばかりだ。実際に2017年のWHOによって設定された世界保健デ―のテーマは「うつ病」だった。この10年間で20%近くうつ病患者は増加しているといわれており、この問題は日本でも深刻だ。

海外ではこの心の健康を維持するためにカウンセリングサービdスは根強く愛されている。海外ドラマや映画などで気軽にカウンセリングに通う若者たちの姿を見て違和感を覚えたことがある人もいるはずだ。現地の若者にとってカウンセラーに相談しにいくことは決して変なことではない。
そこで、本記事ではオンラインカウンセリングとは一体何なのかについて解説したい。

カウンセリングとは

そもそもカウンセリングとは
個人のもつ悩みや不安などの心理的問題について話し合い,解決のために援助・助言を与えること。
出典三省堂大辞林第三版
であり、日本で心療内科や精神科の他にメンタルクリニックなどが古くから機能を担ってきた。
しかし、日本ではカウンセリングに行くことが恥ずかしいことという認識をされてきたのが実情だ。この実情を変えうる手段として近年注目されているのが、オンラインカウンセリングなのだ。

オンラインカウンセリングとは

インターネットを通して行う専門家に依るカウンセリングのサービスのことを指す。具体的にはメールや電話、ビデオ通話機能を用いてカウンセリングを受けられるサービスのこと。

日本でも少しずつサービスが増えてきたことや心の健康に対する重要性が理解されてきたことから、健康意識の高い若者やビジネスマンを中心に人気が出始めているというのだ。

オンラインカウンセリングが認知行動療法と組み合わせることによって効果を発揮するということは既に多くの研究によって明らかになっている。従来の直接対面で会うカウンセリングの形式と比べて何がメリットで何がデメリットなのだろうか。

参考: 「The Experience of Online Counseling」https://amhcajournal.org/doi/abs/10.17744/mehc.29.3.j344651261w357v2
「Critical Ethical Issues in Online Counseling: Assessing Current Practices With an Ethical Intent Checklist」https://www.researchgate.net/publication/263718397_Critical_Ethical_Issues_in_Online_Counseling_Assessing_Current_Practices_With_an_Ethical_Intent_Checklist

オンラインカウンセリングのメリット

オンラインでカウンセリングを受けるメリットは以下のようなものがあると言われている。

利用しやすい

場所や時間にとらわれないため物理的に利用しやすいというのはオンラインカウンセリングの大きなメリット。今まで身体的な障害や仕事で時間を捻出するのが難しかった人達出会ったとしてもオンラインカウンセリングであれば利用のしやすさはぐっと改善される。また、育児に追われる産後鬱に悩むママに対しても助け舟になるだろう。

価格が比較的安価

時間や場所にとらわれないというのは価格的にもメリットを生み出す。オフィスの賃貸料金や移動にかかる交通費がかからなくなるからだ。直接のカウンセリングと比べた時に比較的に価格が安価になったことは今までカウンセリングの一つの課題であった高価過ぎるという課題を解決する兆しになっていると言えるだろう。若者に普及したのもこの価格の要因は大きかったといえる。

抵抗を感じづらい

カウンセリングを受けることは不名誉だと感じさせてしまっている日本の風潮をオンラインカウンセリングが打ち破ったといえるのがこのメリットが要因だ。実際にクリニックや病院に直接通うことは他人の目が気になって抵抗心が芽生える人が多かったが、オンラインカウンセリングを用いることで他人の目を気にすること無くカウンセリングを受けることができるようになったのだ。

オンラインカウンセリングのデメリット

ではオンラインカウンセリングによるデメリットは何なのだろうか。以下のようなデメリットがあげられるだろう。

非言語のコミュニケーションが取りづらい

まだインターネットの発展が追いついていない部分として、メールや電話やビデオ通話では言葉として伝わらない非言語のコミュニケーションが難しい点がある。言葉で発してたり、見えている以外にも私達の身体は相手に感情を伝えることが出来るが、オンラインだとカウンセラーがそのキューを検知しづらい。これがオンラインでカウンセリングを受けることのデメリットと言えるだろう。

インターネットを利用できない人は利用できない

インターネットを利用できない人にはオンラインカウンセリングの価値を提供することが出来ない。また、インターネットテクノロジーに依存しているため、WIfiの不調やデバイスの異常があるときは予定していたカウンセリングを利用できないことがあるのだ。仕方ない部分があるとはいえ、インターネットに依存しているオンラインカウンセリングサービスのデメリットだ。

情報漏えいの可能性がある

かなり安全にはなってきてはいるが、直接密室の中でおこなうカウンセリングと比較するとSkypeやLINE、zoomなどのツールを用いて行うため可能性は0とは言えない。敷いてあげるとすれば、この情報漏えいの点もオンラインでカウンセリングを行うデメリットと言えるかもしれない。

いかがだろうか

とはいえ、インターネットの発達によって今後もよりオンラインカウンセリングは身近になっていくことは間違いなさそうだ。実際に日本でもcotree(https://cotree.co/ )やエキサイトお悩み相談室(https://counselor.excite.co.jp/ ) などオンラインカウンセリングサービスは日々利用者を増やしている。

身体の健康ばかりがもてはやされていた時代から私達は心の健康をケアしていく必要があることを気づきつつあるのだ。恥ずかしいからと言った理由だけで人の心の健康がケアできなかった時代から心の健康を進んでケアする時代に変わりつつあると言えるだろう。オンラインカウンセリングサービスはそんな時代を後押しするに違いない。

日々忙しく働くビジネスパーソンや家事や育児に追われる主婦(主夫)、学校のことで悩む学生たちがもしカウンセリングは恥ずかしいことだという理由で躊躇しているのであれば、迷わずオンラインカウンセリングを利用してみることをオススメしたい。

参考:
「うつ病患者、10年で18%増 早急な対策必要とWHO」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H48_V20C17A2000000/

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