休日は集中して勉強?社会人の有意義な休日の過ごし方を解説

社会人にとってまとまった時間を確保できる、貴重な機会である休日。この休日を有効に使えるかどうかで、その後の人生が大きく変わると言っても過言ではない。今回は、忙しい社会人が有意義な休日を過ごすにはどうしたら良いのかを解説していく。


皆さんは休日をどのように過ごしているだろうか。趣味に時間を使う人、平日忙しく働いたのだからと昼頃までゆっくり寝ている人、テレビや動画をみてのんびり過ごす人など様々だろう。
しかし、休日というのは平日にはない、まとまった時間を確保する機会でもあり、社会人にとって貴重な時間である。また、一週間のうち2日間は休日であることを考えると、時間的にも決して少なくないことがわかるだろう。この休日を何に使うかで、その後の人生が大きく変わると言っても過言ではない。
今回は、休日にしておくべきことや、有意義に過ごすためのポイントなどを解説していく。

NGな時間の過ごし方

休日は時間があるからとゆっくり過ごしていたら、いつの間にか夕方になり1日が終わっていた、なんてことはないだろうか。このような何もしない日というのは、一見疲れが取れて良さそうに見えるが、実はこれは非常に勿体無い時間の使い方だ。というのも、休日には何かしらの活動をした方が、翌週の仕事に集中して取り組めることがわかっている。趣味にしろ、運動にしろ、しっかり寝るにしろ、何かをやることが重要であり、特に何も目的を持たずに1日を過ごすと、むしろ気だるさや体の重さを残すことになる。何かをして休日を満喫した方が、また切り替えて次の仕事に取り組むことができるのだ。

また昼過ぎまで寝ている人というのも注意だ。
睡眠は、長く眠れば疲れが取れるという訳ではない。むしろ長すぎる睡眠は健康にも悪影響と言われており、質の高い睡眠を適度に取ることがもっとも良い。普段寝不足気味なら平日よりも長めに睡眠時間は取るべきだが、昼頃まで寝ている、というのは逆効果と思った方が良いだろう。

また、休日でも関係なく仕事をしていたり、1日ずっと部屋にこもって勉強しているという人もいるかもしれない。これは一見、非常に立派なことだが、1週間まったく休んだり、リフレッシュすることがないのは、むしろ脳へのストレスを蓄積して、長期的に見ると仕事の効率や生産性を落とすことに繋がりかねない。休日には切り替えることも重要なのだ。

休日にしておきたい5つのこと

それでは、休日には何をして過ごすのが良いのだろうか。
脳の仕組みから考えると、休日にはこれをするのが正解という正しい一つの行動があるというよりは、いくつかの行動を組み合わせて過ごすことが、もっとも良いと言える。
それでは早速紹介していこう。

まずはきちんと休息を取る

日本人の労働時間は短時間労働者を除いた、フルタイムで働く人のみで見ると、OECD諸国内でも高い水準と言われている。人によっては、残業や、持ち帰りの仕事によって睡眠を削ってまで働いている場合もあるだろう。だからこそ、休日はまずは十分な睡眠をとって体力を回復するのが重要になる。人によって適正な睡眠時間は異なるが、概ね6〜8時間の間が適正な睡眠時間と言われている。注意したいのは、前述のとおり、長く寝れば良いというものではないということだ。昼まで寝ているというのは避けるようにしよう。

もう一つ意識したいのが、睡眠の質。特にいつ寝ているかがこれには大きく関係し、午前0時〜午前6時の間でもっとも睡眠の質が高くなることが明らかになっている。休日だからと夜更かしすることなく、休日こそ早寝早起きが実践できると理想的だ。

適度な運動をする

運動をしたらむしろ疲れがたまるのではと思うかもしれないが、実は適度な運動を行うことで、血流が改善し、酸素が全身に行き渡って、疲労回復に効果的であることが明らかになっている。
また、普段運動をする時間がなかなかとれないからこそ、長期的に身体を健康な状態に保って仕事をするために、休日時間があるときに運動ををしておくことが重要になる。

趣味を楽しむ時間をつくる

趣味なんてない、という人もいるかもしれないが、前述のとおり一週間切り替える機会がないというのも脳への負担となる。スポーツやジム通いなど、体を動かすことに限らず、ドライブや旅行など自分が楽しめるもならばなんでも良い。仕事とは別のものに熱中してリフレッシュする時間も、翌週からまた集中して仕事に取り組むためには重要なことなのだ。

普段できない勉強をする

休日はまとまった時間が取れることから、普段できない勉強をして自身のスキルアップをすることも非常に重要になる。社会人になると勉強しない人もいるが、だからこそ、自身に必要なスキルを見極めて身につけていくことは、他と差をつけ、将来的にキャリアアップするために必須の投資と言えるだろう。
最近は副業がブームになっているが、必ずしもそれに流される必要はない。副業ためでも、普段の業務のためでも良いので、自身の価値を上げていくために、目的にそった勉強をするのが一番だ。

次の一週間への準備をする

休息、趣味、勉強など休日にするべきことを紹介してきたが、休日の終わり、すなわち日曜の夜には、次の一週間の予定を確認し、仕事に向けて準備をするようにしよう。
2日間全く仕事のことを忘れて過ごすと、月曜に出勤していきなりパフォーマンスを発揮することは難しい。日曜の夜の時点で、簡単にでも仕事を先取りしておき、脳に仕事モードのスイッチを入れておくようにしよう。

休日を有意義に過ごすためのポイント

ここまで、休日のNGな過ごし方や、休日にしておきたい5つのことを紹介してきたが、実際にそれを実行するのは簡単ではない。休日に入るまではやる気に満ちていたが、実際にはついついだらけてしまう、という人もいるはずだ。
ここでは最後に、休日を有意義に過ごすためのポイントを紹介しておく。

休日こそスケジュールを立てておく

貴重な休日を有効に使うために効果的なのは、休日のスケジュールを立てておくことだ。休日までスケジュールを立てるのは息苦しい、という人もいるかもしれないが、その場合には、朝起きる時刻と、夜寝る時刻、起きてからすぐやることの三つは最低でも決めておくようにしたい。

起床から就寝までの時間が決まっていれば、1日に使える時間は自ずと限られ、ダラダラと過ごすことはないだろう。また、目覚めてから活動に取り掛かるまでが、もっとも行動を起こしにくい部分でもあることから、散歩に出かけるでも、新聞を読む、でも何でも良いので、とりあえずこれをするということを決めておき、スムーズに1日をはじめられるようにするのが重要だ。

ルーティンを作っておく

もう一つ、休日にだらけずに活動するための方法として、ルーティンを決めておくというのがある。特に、自宅だとだらけてしまうという場合には、カフェや図書館など、自分にとっての集中できる場所を決めておき、そこに出かけるようにするのが良い。
その場所にいくこと = 集中して何かに取り組む場所と脳に覚えさせておくことで、自然に活動に取り掛かることができるだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。今回は、休日を有意義に過ごすためのポイントを紹介した。
重要なのは、ただ休んだり、遊んだりするだけではなく、休息、リフレッシュ、運動、勉強などをバランスよく行うということだ。できるビジネスマンというのは昔から切り替えがうまいと言われてきた。「よく遊び、よく学べ」という格言は子供に限らず社会人になっても当てはまるものなのだ。
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