聞き上手になるために意識すべき6つのこと

話を聞くことというのは仕事やプライベートなど、多くの場面で役立つが、これは才能というよりもむしろ身に付けることのできる技術と捉えた方が良いだろう。今回は「聞き上手」になるために意識すべき、6つのポイントを紹介していく。


この人になら自分の話を聞いて欲しい、と思う「聞き上手」な人が身近にいるだろうか。彼らは自分の話をうまく引き出してくれ、話しているだけで気持ちを前向きにさせてくれる。
このような「聞き上手」は、生まれながらの才能なのだろうか。もちろん、経験や性格から、ある程度才能のようなものが関係あるかもしれないが、基本的に聞き上手というのは、いくつかのポイントを意識して実践することで身につけることができる、技術だと捉えることができる。自分は口下手だし話を聞くのは苦手、という人もこれらのポイントを抑えることで聞き上手になることはできるのだ。
話を聞ける、というのは仕事やプライベートなど、役立つ場面が非常に多い。今回は「聞き上手」になるために意識すべきポイントについて紹介していこう。

聞き上手の人は魅力的

仕事においても、恋愛や友人関係においても、人間関係の多くはコミュニケーションにより成り立っている。そのため、話をしっかり聞いてくれる聞き上手な人は、とても魅力的に映るものだ。

例えば仕事においては、上司や部下の本音を聞き出すことができれば、部下からは信頼されるだろうし、上司との関係がよくなれば当然仕事は進めやすい。加えて、聞き上手として多くの人とコミュニケーションが取れるということは、それだけ多くの情報が集まるということでもある。これは、仕事を進める上で大きなアドバンテージになるだろう。

恋愛においても、しっかりと話を聞いてくれる男性というのは魅力的なもの。女性は自分の話をするときに、興味を持ち、共感して話を聞いてくれる聞き手を信頼しやすい。

また、良い聞き手というのはコミュニケーションの力自体が磨かれて、話をすることも上手くなる。たくさん話せるというよりは、的確で相手の心を捉えやすい話をできるようになるということだ。
聞く技術を身に着けるということは、生きていく上で大きな武器になるのである。

聞き上手になるための意識すべきポイント6選

さて、ここからは聞き上手になるために意識すべきポイントを紹介していく。
いずれも慣れていないとすぐにはできないが、決して難しいことではない。人と話す機会にはぜひ意識して実践してみて欲しい。

否定しない

聞き上手な人の特徴として、基本的には相手の話に共感する姿勢で聞き、否定をあまりしないということがあげられる。
もちろん、厳しい意見を求められている時や、間違っていると思ったときにはそれを伝えた方が良い場合もある。しかし大抵の場合、人間は否定されると話しづらくなるものだ。聞くのが上手くいかない人の特徴として、何か良いことを伝えようと焦り、相手の話に反論したり、相手が知らないことを伝えることで、聞き手としての意味を出そうとすることがあるが、それは逆効果になることが多い。話している側は相手からの意見よりも、まずはひたすらに自分の話を聞いてくれることを求めているのだ。
「でも」「だけど」と否定したくなっても、まずは相手の言いたいことは何か?と理解する姿勢で話を聞くようにしよう。

適切な相槌を打つ

話を聞くにあたって、もっとも基礎的かつ重要になのが相槌だ。
自分から話すことが少ないからこそ、適切な相槌を打つことで、話しやすい雰囲気を作ることができる。

相槌としては以下の4つを意識するのが良いだろう。

単純な相槌

「へえー」「うん」といった、もっとも単純な相槌。相手の話のリズムを崩さず、話を促す基本的な相槌。

オウム返し

「買い物に行ってきたんだ」に対して「買い物に行ったんだ!」とただ相手が言ったことを繰り返すオウム返し。こんなこと意味があるのか?とも思うかもしれないが、相手は、ちゃんと聞いてくれていると感じて気持ちよく話すことができる。単純なおうむ返しではなく、「とても楽しかったんだ」に対して、「それは気分がいいね」といったように、言い換えて返すとより効果的と言える。ただし、やりすぎると、ただ返しているだけと不快感を与えかねないため、注意が必要だ。

感情を伝える相槌

「それは辛いな」「楽しそうだね」といった、自分の感情を伝える相槌。この話を聞いて、相手はどう思っているか、ということに話し手はとても敏感なため、要所でその話を聞いている自分の感情を伝えることで、相手は安心して話すことができる。

相手を褒める、同調する相槌

共感してくれていると感じると、話し手は一気に話やすくなる。話し手の感情に共感して「そうだよね」「それはすごいね」と相手の感情に同調したり、相手のことを褒めるのは、相槌の中でももっとも効果的だ。自分の気持ちをわかってくれていると感じて、会話は一気に弾むことだろう。

自分の話は3割程度にする

相手の話に合わせて、つい自分の経験談や持論を語りたくなることもあるが、それは避けるようにしよう。あくまで聞き手は自分の話を聞いて欲しいもの。
共感するにあたって「自分にもこんなことがあったから、その気持ちはよくわかる」というような話をするのは効果的だが、聞き上手になるためには、喋りすぎは厳禁だ。
よく7:3の法則とも言われるが、相手が自分に話して欲しいと思うタイミングで自分の話やアドバイスをするようにして、会話の7割程度は相手の話を聞きだすことを意識しよう。

適切な質問をする

聞き上手となる上で、もっとも難しくまた重要になるのが質問する技術だ。質問には、どれだけ相手の話を理解しているのかがそのまま現れるため、良い質問をすれば話が盛り上がるが、逆に的外れな質問をすれば、話し手からの信頼を失ってしまう。

質問をするに当たっては以下の二つの質問を使い分けたい。

詳細を聞く質問

話をよりよく理解したり、詳しい情報を知るためにする質問だ。「それでどうなったの?」「具体的にどういうこと?」と相手からさらにその話題についての情報を話してもらうためにする質問だ。

相手の感情や考えを掘り下げる質問

相手との信頼を築く上で重要になるのが相手の感情や思考に関わる質問だ。「そのときどう思ったの?」「なぜそうしたの?」と問うことで、話し手に新たな視点を示し、話し手が「考えたことなかったけど、この時はこう思っていたのか」と気づきを得られるような質問をできれば、この人と話してよかった!と思ってもらえることだろう。

話を整理する

「これはこういうことですか?」「つまりこういうこと?」と相手がした話を整理することも実は効果的だ。話をする側は、喋るのに夢中になって、理路整然と話すというよりは、思いついたことを次々と喋っていることの方が多く、結局なんの話をしていたんだっけ?ということになりがちだ。
そんなときには、それまでの話の流れを整理することで、自分がその話を理解するだけでなく、話し手にとっても「自分が言いたいのはこういうことか」と理解してもらうことで、話し手にとっても気づきの多い有意義な会話となる。
また、自分はこの話を聞いてこういう風に理解していますよ、と伝えて話し手側とすり合わせることで、ただ漫然と会話を続けるだけでない、濃いコミュニケーションを取ることができる。

何より、相手に向き合う

もっとも大事なのは、話し手の話を理解しようとする姿勢と言えるかもしれない。
ここまで様々なポイントを紹介してきたが、これらはあくまでも、話を聞く際の技術でしかない。本当は聞く気がないのに、うわべだけ上記のようなポイントを実践しても、何気ない仕草や態度にそれはでてしまい、むしろ相手の不信感を招きかねない。
話を聞く以上は、相手の話の内容や、感情を理解しようと思うことが、まず何よりも重要と言えるだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。今回は、聞き上手になるためのポイントを紹介してきた。
人間が生きる上でコミュニケーションは不可欠であり、聞くことというのはコミュニケーションにおいても、もっとも基礎的な重要なものとも言える。
上記で紹介したことは、すぐにはうまく行かないかもしれないが、繰り返し実践することで、聞く力は確実に身に付くはずだ。
現代を生き抜く一つの武器として、ぜひ「聞き上手」になることを意識してみて欲しい。