子どもジャンプ

子供が喜ぶ屋内遊びはクリーチャートレーニングがおすすめ!遊びながら学ぶ方法を解説! 


子どものスポーツの技術を向上させるには身体を鍛える必要があります。

しかし、身体と言っても手足や胴体のようなパーツでできているものが一つ一つ繫がっています。

つまりは、全身は一つながりなのです。特に、骨・関節といった骨格系、筋膜は全身をつなげています。

そのため、身体の連動性を鍛えることがとても重要であると言われています。

しかし、実際に連動性を鍛えることが重要であるという事は分かっていても、具体的に身体の連動性がどういうもので、どういったトレーニングをすれば良いのかあまり理解できていないことが多いと思います。

そこで今回は身体の連動性について基本的な知識とおすすめのトレーニングを紹介していこうと思います。

 

身体の連動性とは?

よくスポーツの現場でも「身体の連動性を高めることでスポーツのパフォーマンスを向上させる」と言ったことを耳にすると思います。

 そこでもっと具体的に身体の連動性とは何かについて考えていきます。

 

まず身体の連動性とは簡単にまとめると、「目的に沿った動作を、全身を使って効率よく実現する能力」のことです。

今回は、この内容について部分ごとに着目して解説していきます。

まずは「目的に沿った動作」ですが、例えば「物を投げる」という動作を行おうとした際、単純に物を投げるという事を行うだけならば、手首を軽く振るだけでも実現することができます。

しかし、「物をなるべく遠くへ投げる」という事を実現しようとした際、手首だけで投げるよりも、肘、肩、上半身の捻り、下半身など全身の力を使って投げた方がその目的を実現しやすいというのはイメージしやすいと思います。

 

次に「全身を使って効率よく」ですが、「物を持ち上げる」動作を行おうとした際、物が軽ければ、腕の力だけで持ち上げることができますが、物がとても重たい場合は腕だけでは持ち上がりません。ですが、腰を落として背筋や脚の力も合わせて使うことで、身体の一部だけではできないことでも実現することができます。

 

これらのことからまとめると、身体の連動性を高めるという事によって、自身が求めたい動作の結果に対して、身体を連動させない場合に比べ、できないレベルのものや、目的に対して、より高いレベルでのパフォーマンスが実現できるという事になります。

そしてこの身体の連動性を高めるためには、単に「なるべく重たい物を持ち上げる」「遠くに向かってボールを投げる」と言ったトレーニングよりも、身体全身の筋肉を同時に動かせるような動作で、意識しなくても全身を使って身体を動かすことを、身体に覚えさせることが大事になります。

 

 

ちなみに・・・

ウェイトトレーニングなどスポーツのパフォーマンスではなく、筋肉そのものを鍛える事を目的としたトレーニングの場合は、連動性とは逆の考え方の「鍛えたい部位だけにピンポイントで刺激を与える」ことが大切になります。

そのため、なるべく鍛えたい場所以外の部位は動かさないようにし、鍛えたい部位の力のみでトレーニングすることが最適になります。そのため、M A X測定などの目的以外のトレーニングでは、重さよりも鍛えたい部位に対する動作の正確性を重視して、トレーニングするように心がけましょう。

 

身体の連動性を高める事で怪我の予防にもなる

身体の連動性を高めるという事は、スポーツのパフォーマンスの向上に繋がるという事はイメージできたかと思います。

さらに身体の連動性を高める事は、怪我を予防する事にも繋がります。

 

なぜ怪我の予防になるかというと、本来人間の身体は怪我などによって機能に障害が加わって、ある動作や運動が行えなくなった時、ほかの筋肉の動きで動作を補って目的の動作を実現しようとします。これを「代償動作」と呼びます。

(例えば右足を痛めた場合、右足を庇うために、右足をひきずって歩くようになる代わりに左足に重心を傾けて歩くような動作のこと)

 

この「代償動作」は健康な人でも見られ、よくある例として、

  • 裸足で歩く経験が少ない事で、足の指や足裏で地面を掴む能力が発達せず、足の機能が衰え、偏平足になる。
  • ボールを投げる際、下半身や上半身の捻りが上手く使えないのに、速いボールを投げようとし、腕だけで投げる癖がつき、結果的に肘や肩の故障に繋がる。

など、これらの障害や故障は、全て身体の能力を上手く使えないことが原因で起こります。

 

このようにスポーツのパフォーマンスを向上させるだけでなく、故障のリスクを減らすためにも、身体の連動性を鍛えるトレーニングはしっかり取り入れていきましょう!

 

クリーチャートレーニング

そこで、身体の連動性を高める遊びとして、クリーチャートレーニングを紹介します。

クリーチャートレーニングとは、言葉の通り、さまざまな生き物の動きを全身を使って真似することで、身体全体の筋肉を連動させ動かすことできるトレーニングです。

今回は、「スパイダーウォーク」「クラゲ」の2種類のトレーニングをご紹介します。

 

「スパイダーウォーク」

  • 四つ這いの姿勢から、手と足を大きく開く。
  • 右手と左足を同時に前に動かし、左側の肘と膝をつけるようにする。
  • ②の動作を反対側の手足も同様に行う。
  • ②、③の動作を繰り返し行う。

ポイント

  • 頭の位置が上下しないようにする。
  • 身体の軸をブラさないようにする。

     

    このトレーニングには、後ろに向かって進むパターンもあるため、前に進むのに慣れてきたら挑戦してみましょう!

     

    「クラゲ」

    • 足を大きく横に広げ、身体の前側に両方の手をつく。
    • そのままの姿勢から、右手を左手の前に→左手を身体の後ろ側に→右手を身体の後ろ側に→左手を身体の前方の右側に→右手を身体の前方の左側へと順番に移動する。
    • 反対周りも同様に行う。

     

    ポイント

    • カカトを支点につま先を立てながら手を移動させる。
    • 膝が伸びたまま行わない。

     

     

    クリーチャートレーニングを取り入れた習い事

    実際にやってみると複雑な動きで身体のいろいろな部分、全身を使っていることが体感できたと思います。

    このトレーニングを取り入れた面白い習い事で「忍者ナイン」があります。

    やる気スイッチグループ主催の幼児期から学齢期を対象としたスポーツ教室で、特定のスポーツを教育するのではなく、300種類のドリルを組み合わせて身体の連動性を高めてくれます。

    私の子どもも入会しているのですが、百獣の王 武井 壮さんの考え方に近いスポーツ教室だと実感しました。

    以前、武井 壮さんの動画を見ていると、自分の身体を自分の意志で正確に操ることができればどんなスポーツでも優秀な成績を出すことができるといった趣旨のことを話されていました。

    「スポーツを沢山練習をする前に、やっておくべきことがある。それは、自分の体を動かす技術を上げておくこと。”頭で思っていること”と”実際やっていること”がズレていると上手くいかない。スポーツ選手のスランプはほとんどそれが原因。」

    十種競技元日本チャンピオンの言葉なのでとても説得力があります。

     

    私はこちらの動画を見て、子どもに体験させてみることを決めました。

     

    1回の時間が1時間ほどで無料体験は2回させてもらえます。

    走る・飛ぶ・投げる・蹴る・競うなどなど、本当にいろいろなドリルを経験させてもらえるので親も勉強になります。

    クオリティは教室の広さ、参加している子ども、先生によると感じています。

    教室が小学校の体育館やコミュニティセンターの多目的室や市町の体育館の剣道場などいろいろな場所で開催されているので、身近な教室を2か所体験されると良いでしょう。

     

    さまざまなドリルを経験する中で、子どもの好みや長所短所も出てきます。

    その子にどんな可能性があるのかスポーツ適正ナビという診断が受けられることも忍者ナインの特徴です。

    どのスポーツが向いているのか客観的なデータが提示されるため、忍者ナインの次のスポーツを決めるひとつの参考資料にすることができます。

     

    まとめ

    今回は身体の連動性について解説していきました。

    身体の連動性は、スポーツだけでなく日常動作でも非常に大切な能力であるため、子どもと一緒に身体の連動性を鍛えるトレーニングを行いましょう!

    またクリーチャートレーニングには、今回紹介した物以外にも「イモムシ」や「ヒトデ」など様々なものがあるので、他のものにも是非挑戦してみて下さい!

     

    監修

    水田 悠介(Yusuke Mizuta)

    大学ではスポーツ科学を専攻し、バイオメカニクス、アスレティックトレーニングを研究する。大学在学中に、デンマークへ体操留学。大学卒業後はアメリカで、アスレティックトレーナーインターンシッププログラムを受け、帰国後は陸上競技をメインに「科学的に理に適ったトレーニング指導」をモットーに指導を行う。好きなスポーツは陸上競技、野球、体操。