「マインドフルネス×テントサウナ」自然の中で心を整わせる究極の組み合わせ

自分を見つめる認知行動療法の一つであるマインドフルネス状態を作り出すのに、最近人気のテントサウナが効果的だと話題です。
情報が溢れる毎日、普段の生活で疲れていませんか?
私自身サウナ好きで、薬剤師である筆者が、論文や研究データを基にマインドフルネスとテントサウナの相乗効果について説明します。
自然の中で身体を温めながら、自分を見つめることはストレス解消だけでなく、自分の心のあり方を見ることにもつながります。
マンドフルネス×テントサウナを通して心と身体が癒される経験をしてみませんか。


マインドフルネスとは今の自分を見つめること

マインドフルネスとは、「今、この瞬間」の自分の状態を見つめる心のあり方です。

マインドフルネスといえば、マインドフルネス瞑想が有名ですが、マインドフルネス=瞑想することではありません。

詳しくは以下の記事をお読みください。

「今、この瞬間」の自分を見つめるマインドフルネス状態は、瞑想によってだけでなく、普段の生活の動きの中でも作ることができるのです。

大手企業では、マインドフルネスは自身の感情知性を高めるためにも用いられています。

感情知性が高められると感情のマネージメント能力やリーダーシップ力、コミュニケーション能力の向上といった効果がみられます。

また、リラックス効果が高いので、ストレスのダメージからの回復が早くなることも知られています。

マインドフルネスは幸せホルモンとして知られる、オキシトシンを活性化にも関与しています。

詳しくは、こちらの記事を参照してみてください。

 

最近話題のテントサウナを紹介

テントサウナはアウトドアが好きな人にも、サウナが好きな人にも好評です。持ち運びができるので簡単にサウナ空間を作り出せます。

発祥はサウナ王国のフィンランドです。山の中や河原、湖畔などで組み立てて、アウトドアで自然を満喫しながら、テントサウナで汗をかきストレスを発散でいます。

テントサウナ好きが集まるキャンプイベントの開催や、イベント会場のプールの横でテントサウナを設置して楽しむイベントも人も好評です。

 

テントサウナの魅力4つ

テントサウナは、温泉施設に行かなくても、心地よいサウナの環境を作り出すことができる画期的なアイテムです。

たくさんある魅力のうち4つをお伝えしたいと思います。

  • 持ち運びができる
  • ロウリュができる
  • 人とのコミュニケーションの場所となる
  • 心と身体の疲労回復

1. 持ち運びができる

持ち運びができることが、テントサウナの一番の魅力と言っても過言ではありません。

持ち運びするのが重いとの意見もありますが、リュックタイプで背負えるテントサウナも存在します。

また、車があれば気軽にキャンプ場などに持っていくことができますよね。

アウトドアでの使用が基本ですが、場所を選ばずにサウナに入れるのがテントサウナの魅力です。家の庭にスペースがあれば、お家でサウナを楽しむこともできます。

キャンプなどアウトドアで行う場合は、先にそのキャンプ場で、テントサウナが使用可能かどうかを確認してから行うようにしましょう。

2. ロウリュも可能

テントサウナの種類によってはロウリュができます。

ロウリュはフィンランド式のサウナを楽しむ一つの方法です。熱されたサウナストーンに水をかけて、水蒸気を発生させます。

ロウリュで発生した水蒸気によって体感温度が上がり、発汗作用が促されます。

日本で多い90度以上の乾燥した高温サウナでは、熱すぎたり、体質的に合わなかったりすることがあります。

しかしロウリュを行うことで、80度以下のサウナでも高温サウナと同じような発汗効果が得られます。

3. 人とのコミュニケーションの場になる

サウナは人とのコミュニケーションの場所にもなります。

ヤフー株式会社代表取締役社長CEOの川邊健太郎氏もサウナ好きを公言していて、大切なビジネスパートナーとのコミュニケーション空間としてサウナを利用しているようです。[1]

日本でも「裸の付き合い」とよく言われます。海外でも裸で過ごすことにより、お互いを攻撃しませんといっているのと同じで、相手との和平を表すことで良好な人間関係を築くことができます。

サウナ大国のフィンランド人も社交的ではない国民性ではありますが、サウナという空間では積極的に会話する場所としての役割を果たしています。

食事やお酒の席で関係を深めるのも良いですが、サウナに誘って一緒に心地よい汗をかきながら過ごす時間で、更に人間関係が深まるかもしれませんね。

4. 心と身体の疲労回復効果[2]

サウナ入浴により交感神経と副交感神経からなる自律神経を整えることができます。

サウナの温度が高温の場合、熱により全身の皮膚が刺激されます。全身の皮膚が刺激されることで、交感神経が優位になり全身の血管が拡張されます。

全身の血管が拡張することでみられる効果は血行促進、肩こりや頭痛の解消、疲労回復です。

長期のサウナ入浴により、喘息患者の症状の緩和や、リウマチ患者の痛みの軽減などを改善する報告がされています。[3]

身体が徐々にサウナの温度に慣れることや、中温のサウナ入浴では、副交感神経が優位になりリラックス効果がみられます。

副交感神経が優位になることで期待できる効果は脳の疲労を癒し、ストレス解消効果や安眠効果です。

サウナ入浴により自律神経を整えることで、心と身体の調子もスッキリします。

 

テントサウナで得られるリラックス体験

テントサウナは製品や外気温、天候、使用環境などにより変動しますが、テントサウナの中は60度~100度になります。[4]

テントサウナの良いところは、アウトドアで使用できるということです。

自然の中で過ごすこと自体にもうすでにリラックス効果がみられます。

森林浴や河原などの澄んでいる空気や、自然の音に癒されることは知られています。

その状態に更に、心地の良い熱気を生み出すテントサウナは気持ちを落ち着かせることや集中をするのに最適な環境です。

一人で入らなくても複数人でも、癒しの効果は期待できます。

サイズによっては3~4人程度のものから、10人で入れるテントサウナもあります。

少人数でゆっくり過ごしたり、仲間内や家族でわいわい過ごしたり、気の知れた仲間と過ごすことで普段のストレスから解放された時間になりますね。

 

マインドフルネスとテントサウナ、究極の組み合わせ

マインドフルネスとテントサウナを掛け合わせることで、どのような効果が生まれるのでしょうか。

  • 体の内側からの体温上昇効果による免疫力アップ
  • テントテントサウナによる疲労回復効果、リラックス効果
  • 自然の中で行うことによる、心地よい休息の時間

マインドフルネスとテントサウナを掛け合わすことは、体の内側からと外側からのアプローチが期待できます。

また、「人生を変えるサウナ術」では、サウナがマインドフルネス状態に効果的な理由として、デジタルデトックスができることをあげています。

サウナの中ではSNSやネット環境から強制的に離れることができます。誰もスマートフォンを高温多湿の空間には持ち込みたくないですよね。

サウナの中で、スマートフォンなどから発信される情報を物理的にシャットアウトすることで、頭の中をクリアにすることができます。

また、テントサウナを用いることで自然というリラックスする中で外界の情報を閉ざしでデジタルデトックスの状態を作ることができます。

その上で、「今、この瞬間」を見つめることができるマインドフルネスの状態を作り上げることは、究極の組み合わせではないでしょうか。

 

まとめ

本記事ではマインドフルネスとテントサウナ組み合わせに関して解説しました。

アウトドアでのテントサウナによる、心身をリラックスさせることのできる以下の環境は、マインドフルネスの状態を作るのに最適です。

  • テントサウナによる自律神経が整う状態
  • 自然によるリラックス効果

このような究極の組み合わせで、マインドフルネス状態にすることで、感情知性の向上だけでなく免疫力のアップや血行促進、記憶に関する病気の予防などの効果も期待できます。

テントサウナは購入だけでなく、レンタルも可能なので手軽に始めることができますよ。

 

[1] 本多直之、松尾大『人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?』(KADOKAWA)

[2] 公益社団法人日本サウナ・スパ協会のホームページ

[3] Review Benefits and risks of sauna bathing

[4] MIZU JAPAN https://www.mizujapan.com/

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