ランニングで老化する？原因と対応策とは

ランニングはストレスを解消し、睡眠の質を向上させる効果があると考えられている。
しかし、ランニングなどの有酸素運動があなたを老化させる効果があるのではないかという疑問を呈する人も少なくない。
男性には関係ない、そう思う人は考えを改めたほうが良いかもしれない。デキるビジネスマンは美容へのケアも欠かさない。

生活習慣病の予防・改善に効果的であるランニングは多くの人愛する習慣のひとつだ。ただ、このランニングなどの有酸素運動によってさほどカロリーが消費されないという事実は多くの人が知ることであろう。心肺機能を鍛えることによって疲れづらい身体をつくることに繋がる点においては素晴らしい習慣のうちのひとつなのだ。

このランニングが人の老化に繋がるという噂がある。健康に良いと信じている習慣が老化を促進していると聞いては黙ってられないだろう。
その実態に迫る。

あなたは「ランナーズフェイス」という言葉を知っているだろうか。
健康的な印象を覚えさせるこの言葉だ、実は違う。老けた人の顔を比喩する言葉なのだ。
ランニングが人を老化させるというのは、このランナーズフェイスが深く関係していると考えられる。
ランナーズフェイスとは走っている最中に繰り返される顔の跳ね返りや引っ張りがたるんだ老け顔をつくるという理論だ。何度も上下運動を繰り返していると皮膚がたるんでしまって顔が老けるのを促進するというのは何となく理解できる。しかし、問題はこの上下の動きではないと言われている。

一番の問題は太陽による紫外線だ。
今までは長時間のランニングを行うランナーは屋外で行うことが多かった。それがランナーズフェイスを生む原因だと言うのだ。肌の老化の原因の65%は紫外線によるものだと言われている。シミの原因となるメラニンの生成を促進するだけではなく、活性酵素を増やす効果がある。健康的な習慣として愛される「ランニング」は紫外線の肌へのダメージを蓄積させていき、シミやシワといった形で肌に対してじわじわと悪影響を及ぼしていくのだ。

参考: 「Does Running Cause Your Face And Skin To Age?」https://www.womensrunning.com/2016/09/beauty/running-cause-aging-face-skin_65204

ランニングによる老化を防ぐには紫外線からのダメージを防ぐのが最も適切な対応策だといえるだろう。

屋外でランニングをするならば事前のケアを欠かしてはいけない。
・日焼け止めは塗る
・長袖の服装に着る
・できるだけ日向で走ることを避ける
事前に出来るケアは欠いてはいけない。紫外線のほとんどは日焼け止めや服装のケアによって防ぐことが出来ると言われている。せっかく心身ともに健康に過ごすための習慣なのだ、ケアをしないことに越したことはないだろう。

・抗酸素力のある食を取る
・冷やす
・保湿する
紫外線対策というと事前の日焼け止めや帽子などを思い浮かべがちだが、食事によるケアの効果も侮ることはできない。紫外線による活性酸素の活性化を食事によって抑えることが科学的にも証明されているのだ。ニンジンやトマト、おにぎりも効果的だと言われている。正しく効果を理解した上で食にも気を使うようにしたほうが良い。
また、冷やし保湿することも肌のケアには重要だ。アフターケアを終えるまでがランニングと言っても過言ではない。

意外と見過ごされているのが室内でのランニングだ。ジムなどのランニングマシンを利用するのも一つの手段だ。紫外線を避けることが出来、運動の習慣も維持し続けることができる。

痩せられないなどネガティブな側面が取り上げられるランニングだが、身体にとって悪ばかりではない。
運動不足な現代人にとって習慣としてランニングすることは素晴らしいものであるのは間違いないのだ。
抑えておかなければならないのは、人の老化を促進させるのはランニングそのものではない。ランニングを長時間続けるという習慣には避けられない外的環境が要因なのだ。何がリスクなのかをきちんと抑えた上であればこれほど素晴らしい習慣はないだろう。

ただ、もしあなたがダイエットを目的にしているのであればランニングではなく筋トレのほうがよいかもしれない。

参考:「Is Running Making You Look Older?」
https://www.huffpost.com/entry/is-runners-face-real_n_5bdb01e9e4b01abe6a1bce38