ダイエットや美容だけじゃない マインドフルネスの効果6選
瞑想と聞くと仏教の修行の一環に思われがちですが、世界的な大企業であるGoogle社もマインドフルネスを研修に取り入れていることで有名です。また数々の著名人がマインドフルネスを日常に取り入れていることで今、脚光を浴び浸透しています。
もちろん、美容効果を目的に取り入れている女性の著名人も多くいます。「いい男に選ばれる」と有名な世界的モデルのミランダ・カーもマインドフルネスを習慣化させている著名人の一人です。
瞑想の効果は色々あり、個人差はありますが、比較的実感を得やすく効果の高いのは以下の6つでしょうか。
ダイエットを含む美容効果
マインドフルネスで得られる特にうれしい6つの効果
・ストレス解消
・リラックス効果
・疲労回復
・睡眠の悩み解消
・自分の状態に目を向けられる
などなど。続ければ続けるほど、効果があがっていくのが特徴です。
①副交感神経を高めることができる。
②脳の休息が図れる
それでは、それぞれの効果を解説していきます
リラックスの状態が増えると血流もよくなり、代謝能力あがります。代謝能力があがると肌のツヤやハリがよくなります。これだけでも十分な美容効果を感じますが、先の通りストレスが減るので、ストレスによる肌荒れや髪のパサつきも減ります。睡眠の質の低下は白髪を増やす原因のひとつでもあるので、白髪も減ります。
代謝能力はダイエットにも影響します。自分が思っている以上にダイエットの効果が低い人は、代謝能力が低い状態にあります。また代謝能力が低いと、体質的に太りやすくなります。太りやすいのは美容とダイエットの天敵です。
ストレス解消効果
この機能をうまく制御するのがマインドフルネスです。
マインドフルネスは「今起きていること」に目を向けます。呼吸に意識を向けることで、頭の中で常にぐるぐる考えてしまう、嫌な記憶や不安や悩みから解放します。
そしてリラックス効果を高めるので、自然と冷静になり、嫌な出来事に対しても「ま、いいか」と冷静になれたり、「さ、他のことをしよう」と切り替えられるようになったりします。
嫌なことを考えすぎるとストレスがたまるのはもちろんのことですが、脳を酷使するだけでも疲労を感じ、ストレスにつながります。
リラックス効果
イライラの原因の一つに交感神経が高まっている状態になっていることがあげられます。
マインドフルネスには交感神経を沈め、副交感神経を高める効果があります。
男性の場合30歳、女性の場合40歳程度から副交感神経の機能が低下します。
アスリートととして活躍する野球選手の平均引退年齢が29歳で、サッカー選手は29歳です。これは副交感神経の機能低下の影響もあると自律神経に関する著書を出している専門医が語っています。また女性に関しては、40歳を境に副交感神経の機能の低下が、次にやってくる更年期障害の際に重い症状を発症したりすると著書で説明しています。
年齢と共に必然的に交感神経が優位の状態になりやすくなるのに加えて、現代人の交感神経は優位になりやすい生活をしている。つまり、イライラが解消できない状態が続きます。殆どの方は、ストレスの解消方法として、趣味やショッピング、お酒やゲームなどの娯楽に走りますが、これは最悪のパターンです。
お酒は交感神経を高める作用もありますし、ショッピングなどの衝動買いとゲームは興奮状態が作るので、交感神経が高まります。また、ゲームはあとで説明しますが情報過多になるため、更に悪影響です。
疲労回復効果
また、スマホの普及で、通勤時間・昼休憩時間・食事中・入眠前などなど、常に情報が入ってきている状態です。多くの人が、空き時間に「気分転換」のつもりで何気なくスマホで動画を見たりするのが日課になっているはずです。これが脳疲労の原因のひとつでもあります。仕事や学業ですでに脳を酷使している状態で、情報過多を続けると、いつのまにか常に倦怠感があり、寝ても回復しないと言うことが続きます。
脳は情報を処理しきれないと疲労感という形で体に信号を送ってきます。いわゆる「休息して!!」「情報を処理する時間を設けて!!」というアラートです。これを解消するのに適しているのがマインドフルネス(瞑想)です。
マインドフルネス(瞑想)する時間を作ることで、情報が入ってこないようにし、脳の考える機能を休ませます。一方でこの時、脳は考えごとをしている時は活動を弱めているデフォルトモードネットワークが活発になります。これは脳内に貯まっている情報を処理する時に活発になる機能でもあり、ため込んだ情報を処理し始めます。ため込んだ情報を処理できる時間を設けると疲労感が軽減します。
脳を酷使するエリート集団のGoogle社が研修に取り入れている理由がよくわかります。
睡眠の悩み解消効果
先にも説明したように、交感神経が高まった状態ですと、興奮状態に近いので寝つきが悪くなるのも仕方ありません。また、人は夜になるとネガティブになる傾向にあり、特に入眠前に悩みごとや、嫌な出来事を思い出し、いつしかそれらが頭をめぐり寝られなくなるということが起こりやすくなります。
言わずもがなですが、快適な睡眠には入眠までの時間を減らせることも大きなポイントです。
その効果が期待できるのが瞑想です。マインドフルネスにより、交感神経を沈め、副交感神経を高めるだけではなく、考えごとに意識が向かないようになるため、寝つきがよくなります。入眠前までに見ていたテレビの内容や、勉強の内容が夢に反映されたという経験がある人もいると思います。入眠前に考えていたことなどは夢に反映されやすいため、ネガティブなことを考えていれば、それが反映されやすい状況になります。それでは、睡眠時まで体が休まりません。瞑想をすれば入眠直前まで、考えごとをしているということはなくなります。
よく、悪夢を見るという人は是非試してみてください。夢の内容が変わるようになったら効果が出ている証拠にもなりますのでおススメです。
自分の今の状態に目を向けられる
人間の体は、小さな痛みなどは意識を向けないと気づかないようにできています。マインドフルネスにより、体の至る箇所に意識を向けると痛みや力が入っている箇所がわかるようになります。常に力が入っている箇所はそれだけ筋肉を酷使しているので、痛みを出すようになります。(筋肉がこれ以上使わないで!という警告として痛みを出すからです)
この痛みや力みに気付かず放置し、酷使し続けていると、知らない間にストレスをため込み、心にも影響を及ぼしてきます。また、力が入っていると言うことは、それだけエネルギーを消費していることにもなります。
また、人間は痛い箇所を自然とかばう姿勢や動きを取るようになります。そうすると不自然な姿勢や動きをするため、また他の箇所が痛む負の連鎖が起きやすくなります。
マインドフルネスになれてくると、どこに力が入っているのか、どこに痛みを感じるのかがわかるようになり、リラックスするように意識が向きます。常に力が入っていた箇所が逆に脱力できる状態に変えられると当然無駄に酷使していた筋肉を休めることにもなりますから、痛みが軽減され、その影響で起きていた肩こりなどの軽減にもつながります。
マインドフルネスの効果のひとつに、肩こりや腰痛の軽減がありますが、「自分の状態に目を向けられる」効果により、力を抜いてリラックスできるようになった上での効果とも取れます。
いかがでしたか?
マインドフルネスによる効果はこれだけではありません。他にもいい効果が沢山あります。まずは3日間、5分でも10分でもいいので続けてみてください。それで効果を感じられなかったら、1週間に増やしてみる。それでも足りないなら更に3日追加と、段々と増やしていきましょう。「自分にはあわない」と感じたら、いつでもやめることはできますし、マインドフルネスにお金はかかりません。時間も最大30分です
やることも至ってシンプルで姿勢を正して呼吸をするだけで簡単です。自分がいい方向に変わるのならラッキー程度に考えて、是非継続してみてください。
そして習慣づいて半年、1年と経過した後、大きな変化が起きていることにきっと驚くはずです。
是非試してみて下さいね。